楽天市場での回遊率の計算の仕方
回遊率とは英語ではPage views per visitと表記し、直訳すると1回の訪問あたりのページビュー数と言うことになります。
計算式で表すと「回遊率=ページビュー数(閲覧数) ÷ セッション数(訪問数)」です。
しかし、楽天市場ではこのような指標はありません。
楽天市場ではこれに近いものとして「アクセス人数」と「ユニークユーザー数」がありますので、こちらを使います。厳密に見ることは現状難しいので、あくまで傾向値として利用します。
回遊率=アクセス人数 ÷ ユニークユーザー数
ここでこの「アクセス人数」と「ユニークユーザー数」の定義もおさらいしておきましょう。
アクセス人数とは、商品ページを訪問したアクセス人数(人)です。
ページ訪問から30分以内の訪問を1とカウントします。ページ離脱から30分以上経過して再訪問した場合には、アクセス人数は新たに1とカウントされます。アクセス人数と合わせて、直帰数、離脱数をみることでユーザーの行動を把握することが可能です。
これはつまりページビューとほぼ同義です。最初の30分以内というところが独自です。なかなか一回あたり30分もみることはないにしても、厳密に一人が数ページも見たわけではないのにカウントされてしまうところが注意点です。
ちなみに、GA4では何分とかではなくリロードされた回数分カウントされます。
ユニークユーザー数とは、商品ページにアクセスしたユーザー数です。同じユーザーが1日の内に複数回アクセスした場合も1とカウントします。
これはすなわり訪問数と同義です。
よって、「回遊率=アクセス人数 ÷ ユニークユーザー数」で十分に測れます。
注意点としては、この数値は1を下回ることはあり得ません。
【例】楽天市場での回遊率の計算
例えば、アクセス人数が12,000、ユニークユーザー数が10,000あったとしましょう。計算式に当てはめると、
12,000÷10,000=1.2
となります。
これは一人が1.2ページ閲覧しましたよ、ということを意味しています。
アクセス人数とユニークユーザー数の確認方法
下記の手順で確認できます。
データ分析 > 3 アクセス・流入分析 > 商品ページ

商品ページ分析で期間を選択します。

アクセス人数とユニークユーザー数がありました。

楽天市場のデータ分析で表示されている回遊について
実はRMSには、回遊という項目があります。楽天市場の回遊については、下記の手順で確認できます。
データ分析 > 3 アクセス・流入分析 > 商品ページ

商品ページ分析で期間選択をします。

随分、右側にあるので、カーソルを一番右までもっていきます。

「回遊」がありました。

ん?前半の用語と違いますね。
楽天市場の回遊では、回遊率ではなく、滞在時間(秒)と直帰数、離脱数、離脱率という4軸で表しています。
まずは滞在時間(秒)と直帰数、離脱数、離脱率の定義をおさらいしておきましょう。
滞在時間(秒)とは、商品ページに滞在した平均時間です。
滞在時間は長ければ当然ユーザーが興味を持っている、購入を検討している証拠です。一部開きっぱなしの方もいらっしゃるかもしれませんが。これだけでは回遊率はわかりません。
直帰数とは、1回の訪問で1ページビューしかなかった訪問が直帰数としてカウントされます。
1回の訪問で該当ページから別ページへ移動した場合は、直帰数としてカウントされません。
直帰数とは直帰率の計算でいうと1÷1=1ということになります。
また、ユニークユーザー数からこの直帰数を引くことで、2ページ以上訪問したユニークユーザー数、すなわち回遊者数が求まります。
アクセス人数からこの直帰数を引けば回遊数が求まります。
ユニークユーザー数からこの直帰数を引けば回遊者数も求まります。
しかし、回遊数÷回遊者数をして回遊率が求まるかと言うと、求まりません。注意点としては、最初の直帰率とは数字がずれますので、あくまでも直帰数も回遊数も含んだ数値でないと回遊率が求まりません。
直帰数=直帰数
アクセス人数ー直帰数=回遊数
ユニークユーザー数ー直帰数=回遊者数
回遊率=アクセス人数 ÷ ユニークユーザー数
離脱数とは、離脱数は、対象の商品ページが訪問した最後のページとなった数です。
B > A > C > Exit ==> Cの離脱
B > Exit ==> Bの直帰
A > C > B > Exit ==> Bの離脱
C > Exit ==> Cの直帰
B > C > A > Exit ==> Aの離脱
1ページだけは直帰数に、2ページ以上は離脱数に入ります。
離脱率とは、商品ページに訪問したユーザーのうち、どのくらいの訪問者が離脱したかという割合を示す指標です。
算出方法
([直帰数]+[離脱数])÷[アクセス人数]
直帰数と離脱数を足すので、下記の公式が成り立ちます。
直帰率 < 離脱率
これら楽天市場の「回遊」についても回遊率とは違いますが、「回遊」も大切な指標なので、参考にした方が良いです。
まとめ
楽天市場で回遊率を確認する方法を解説しました。
楽天市場が出している「回遊」ではなく、「アクセス人数」と「ユニークユーザー数」で計算しましょう。
楽天市場の「回遊」も参考になる指標なので、



本記事の著者
フリーランス。事業会社で6年ECに従事して独立。複数のご支援に参画中。得意分野は楽天市場やYahoo!ショッピングの運営全般、広告運用、自社サイトのCRMです。経営管理修士号(兵庫県立大学大学院経営研究科)/D2Cエキスパート検定1級/日本漢字能力検定準1級。自身でもamazonを運営中。